派閥と既得権益集団の壊滅へ、習近平の反汚職運動は佳境へ―香港紙

Record China    2015年1月24日(土) 10時16分

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19日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト中国語電子版は、香港のジャーナリスト、関慶寧氏の記事「中国政府、既得権益集団と正面対決」を掲載した。汚職官僚一人一人ではなく、派閥ごとを壊滅させる方針だという。

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2015年1月19日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト中国語電子版は、香港のジャーナリスト、関慶寧(グワン・チンニン)氏の記事「中国政府、既得権益集団と正面対決」を掲載した。

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習近平(シー・ジンピン)総書記は昨年末の中国共産党中央政治局会議で「中国共産党内部での派閥作りは許さない。既得権益集団は許さない」と明言した。この言葉は反汚職運動が佳境に入ってきたことを示すものだ。汚職官僚一人一人を摘発しても解決はできない、問題あるグループをまとめて摘発する必要がある。令計画(リン・ジーホア)の山西閥、蒋潔敏(ジャン・ジェエミン)の石油閥、周永康(ジョウ・ヨンカン)の石油閥などがその代表だ。

習近平総書記にしても太子党の支持を受けていると言う人もいる。だが太子党は派閥ではない。建国の元勲の子孫を指す言葉でしかない。しかも習主席は太子党の中でも最も若いメンバー。ほとんどはすでに政界から引退している。また習総書記はかつての勤務地、浙江省時代の部下を抜てきし、自己の派閥を作ろうとしているとの指摘もある。だが見たところ独自派閥作りと言えるほどの動きはまだない。

さまざまなハードルがあるとはいえ、中国政府は既得権益集団との戦いに勝利する可能性は高い。中国の民衆はすでに官僚の汚職に怒り心頭だ。反汚職を強く支持するだろう。民意に従うものこそ天下を得る。中国で古来から続く法則だ。(翻訳・編集/KT)

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