中国が直面する「航空文明危機」、乗客への対応が急務、専門的教育も―米メディア

Record China    2015年1月21日(水) 19時6分

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19日、中国では観光地だけでなく、旅客機内でも国民が常識外れの行動に出るケースが相次いでおり、政府は国家観光局に観光客のモラルを欠く行動を記録させ、全国の関連産業にも情報を提供するなどの措置を取り始めている。資料写真。

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2015年1月19日、環球網によると、米国の観光専門ニュースサイト・Skifitは17日、「中国人がモラルのある文化的な観光客になるための長い道のりに就いた」と題した記事を掲載した。中国では観光地だけでなく、旅客機内でも国民が常識外れの行動に出るケースが相次いでおり、政府は国家観光局に観光客のモラルを欠く行動を記録させ、全国の関連産業にも情報を提供するなどの措置を取り始めている。

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1月12日、西部航空機では、機体が空港に着陸して間もないにもかかわらず、男性客が降りようとして非常ドアを開けてしまう事件が発生したほか、10日には雲南省昆明で中国東方航空機に搭乗していた団体旅行客の1人が出発の遅れにいら立って、出発直前という時に非常ドアを開ける事件が起きている。また、アモイ航空機では昨年12月、女性客が「新鮮な空気が吸いたい」とやはり非常ドアを勝手に開けてしまうなど、似たような事件は枚挙にいとまがない。

こうした事件が偶発的に起こるのはあり得なくもないが、立て続けに起こればもはや「航空文明危機」だ。その背景には中国人の多くが飛行機に乗った経験を持たないことがある。経済成長とともに航空機の数が急激に増え、旅客機を初めて利用する人も急増している。

こうした状況を受け、中国政府は一般市民も対象に広く“専門的教育”を行うことで、名誉挽回を図ろうとしている。(翻訳・編集/岡田)

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