中韓製造業が日本から離れられない理由とは?=中国メディアの分析記事

Record China    2015年1月14日(水) 11時51分

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14日、韓国と中国の製造業がいかに日本に依存しているかを分析した中国メディア・九個頭條の記事が面白い。資料写真。

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2015年1月14日、韓国と中国の製造業がいかに日本に依存しているかを分析した中国メディア・九個頭條の記事が面白い。

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2013年の韓国の日本からの輸入額は600億ドル、一方日本への輸出額は約350億ドルで、250億ドルの入超だった。輸入の19%がスマートフォンなどの製造に欠かせない金属であり、17%は自動車などの生産に必要な機械。化学製品は18%、電子設備は13%となっている。これらはいずれも製造業に不可欠で、韓国では自給できない。

自動車生産に不可欠な高張力鋼板(ハイテン)やエンジン、スマートフォン用セラミックコンデンサ、半導体生産設備などはすべて日本製。韓国は日本からこれらを輸入して、製品を輸出している。日本からの輸入がなければ、輸出を維持できないのが韓国経済の実態だ。韓国が輸入に頼らないで済むのは自動車本体やデジタルカメラを除いた家電製品くらいだ。

対日貿易赤字が解消するめどは立っていない。韓国経済は典型的な貿易依存型で、経済発展は対外輸出にかかっているからだ。輸出が拡大すれば、日本製部品・機械設備の輸入も増える仕組み。韓国からの輸出品は中級以上の工業製品が多いが、日本から輸入する材料・設備は高級品ばかりで、対日赤字は膨らみ続ける。

中国製造業の事情も韓国とあまり変わらない。中韓貿易がいつか日中貿易や日韓貿易に取って代わる日が来るとの見方もあるが、非現実的だ。中国は韓国からハイグレードな材料や最先端の部品を輸入しようとしても、韓国に製造能力がないからだ。中韓両国の製造業は、日本の生産設備を使い、日本のハイグレードな材料・部品を加工することで成り立っているのが実態だ。つまり、両国は日本から離れると、立ち行かなくなるのである。(編集/KO)

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