スリランカのシリセナ新大統領、「中国一辺倒外交」の脱却目指す=日印と安全保障面含めて関係を強化へ―中国メディア

Record China    2015年1月13日(火) 13時17分

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11日、スリランカの新大統領に就任したシリセナ氏は、中国依存から脱却する外交を目指すとみられ、注目を集めている。写真はコロンボ。

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2015年1月11日、スリランカの新大統領に就任したシリセナ氏は、中国依存から脱却する外交を目指すとみられ、注目を集めている。参考消息が伝えた。

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シリセナ氏は9日、現職のラジャパクサ氏を破って大統領に就任した。ラジャパクサ政権は経済面で中国から大きな支援を受けていたが、シリセナ政権では隣国のインドへの接近が強まるとみられている。

2009年、日本に代わって中国がスリランカへの最大援助国となったが、日本は今後も巨額のODAを提供する見込みで、シリセナ大統領は日本やインドとの安全保障協力を強化していくとされる。

シリセナ氏は前政権の「中国一辺倒外交」に疑問を呈していた。中国はコロンボで海を埋め立てて建設する港湾都市計画を進めているが、シリセナ氏はこのプロジェクトにも反対の立場を表明している。

中国はスリランカを含むインド洋沿岸の各都市の港湾を整備する「真珠の首飾り戦略」を進めており、この戦略に反対するインドはスリランカでの鉄道建設を行うなどして、中国と援助競争を展開している。日本とスリランカが海上安全保障で協力する目的の一つとして、影響力を拡大する中国へのけん制があるとされる。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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