三千年生きる幻のポプラ「胡楊」、原生林の保存に着手―新疆

Record China    2007年7月28日(土) 12時6分

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27日、新疆ウイグル自治区でタリム川流域に残る胡楊の原生林を保護する法律が制定された。胡楊とは「生まれて千年死なず、死して千年倒れず、倒れて千年朽ちず」といわれるポプラの仲間。枯れた今も砂漠の中で立ち続ける。

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2007年7月27日、新疆ウイグル自治区でタリム川流域に約60万ha残る胡楊の原生林を保護する法律が制定された。今後は区内での狩猟や植物採取、開墾などにはすべて許可が必要となる。

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胡楊とは砂漠で育つ希少なポプラで、国内の胡楊林の9割が同自治区タリム川沿いに分布し、国の自然保護区に指定されている。「生まれて千年死なず、死して千年倒れず、倒れて千年朽ちず」といわれるほど強い生命力を持ち、「三千年ポプラ」の異名を持つ。専門家によるとこの地域の胡楊は6千万年の歴史があるという。

1950年代の大規模な開墾により、すでに原始林の3分の1が消失し、砂漠化してしまった。防砂林を失った下流域の農村部は風沙被害に苦しみ続けている。国は100億元(約1600億円)を投じて治水工事など自然環境の回復策に乗り出したが、砂漠化とのいたちごっこは終わりそうにない。(翻訳・編集/WF)

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