中韓との早期関係改善で一致、村山談話の明確な継承求める―民主党代表選立候補者討論会

Record China    2015年1月8日(木) 17時0分

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8日、民主党代表選に立候補した長妻昭元厚生労働相、細野豪志元幹事長、岡田克也代表代行は、日本記者クラブで討論会に臨んだ。3氏は中国や韓国との関係改善に努力すべきだとの点で一致、村山談話などをはっきり継承すべきだと訴えた。写真は左から長妻、細野、岡田氏。

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2015年1月8日、民主党代表選に立候補した長妻昭元厚生労働相、細野豪志元幹事長、岡田克也代表代行は、日本記者クラブでの討論会に臨み、対外政策などを訴えた。3氏は中国や韓国との早期関係改善に努力すべきだとの点で一致、過去の侵略に対する反省を表明した村山談話などをはっきり継承すべきだと訴えた。各氏の発言要旨は次の通り。

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<岡田氏>「安倍談話」で歴史を修正すれば友好関係壊す

戦後70年でどのような談話を出すかは重要だ。村山談話などを継承しなければならないが、安倍首相は「全体として受け継いでいく」という答弁にとどまっている。歴史修正主義が反映された「安倍談話」は戦後先輩たちが築いてきた(近隣諸国との)友好関係を一気に壊しかねない。首脳会談は条件を付けずにひんぱんに行うべきだ。

<細野氏>「アジアとの共生」継承を

戦後70年の談話では平和の継承者であることをはっきり示すべきだ。歴史は修正主義に立たず、平和主義、日米同盟、アジアとの共生、国際貢献を継承する。ヘイトスピーチ規制も導入したい。アプローチを多様化し、韓国とは朝鮮通信使記念イベントを開催など、200年〜300年の長いレンジで平和交流を進めていくのも一案だ。中国とは環境問題で協力を進めれば、日中関係がより強固なものになる。

<長妻氏>中韓と大規模若者交流を

政治家がナショナリズムを煽って一時的に人気を得ても、ナショナリズムはコントロールできなくなる。(戦争に突っ込んだ)70年前の反省をきちんとすべきである。このようなことを言うと「自虐史観」と批判されるが、非常におかしな動きだと思う。隣国との戦争を何度も繰り返したフランス、ドイツの戦後の事例は参考になる。両国は数百万規模の若者交流を行い、防衛軍も交流してともに国境地帯の守りについている。政治がぐらついても多様な交流があれば民間の知恵で解決できる。(取材・編集/SK)

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