「米陸軍士官学校は雷鋒を英雄として崇拝している」新華社記者が34年前の誤報を謝罪―中国

Record China    2015年1月10日(土) 5時28分

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5日、中国広播網は記事「“米陸軍士官学校では雷鋒が学ばれている”、新華社記者が誤報を謝罪」を掲載した。30年以上にわたり信じられてきたエピソードが誤報だったことを告白した。写真は雷鋒のプロパガンダ・ポスター。

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2015年1月5日、中国広播網は記事「“米陸軍士官学校では雷鋒が学ばれている、新華社記者が誤報を謝罪」を掲載した。

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「米陸軍士官学校には人民解放軍の英雄・雷鋒の彫像があり、米軍人は英雄として崇拝している」「米陸軍士官学校では孫子の兵法がバイブルとなっている」これは中国で広く信じられているエピソードだが、実は完全なウソだった。誤解を生み出した元新華社記者の李竹潤(リー・ジュールン)さんがSNSでこの事実を明かして謝罪した。

1981年のこと、李さんは「米陸軍士官学校では雷鋒を学んでいる」との海外メディア記事を目にした。これは面白いと李さんはこのニュースを当時編纂中だった教材に採用した。このエピソードは中国に広がり、「陸軍士官学校では孫子の兵法を学んでいるらしい」などとうわさは拡大していった。

ところが1997年のこと、李さんは最初に目にしたニュースがエイプリルフールのジョークだったことを知ったという。1981年当時はまだ海外の情報も乏しく、エイプリルフールなど存在すら知らなかったという。

自分が誤報を生み出してしまったことを知った李さんはずっと気にかけていた。そして72歳になった2015年、ついに告白したのだった。(翻訳・編集/KT)

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