2015年1月4日、中国紙・法制晩報は、国内線の航空機内で大騒ぎした乗客の男が3日、到着地の北京空港で逮捕されたと伝えた。

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一部始終を目撃したネットユーザーの書き込みによると、3日の午前中に上海から北京に向かう中国東方航空の機内で、離陸後まもなく40代とみられる男が通路で怒鳴り声を上げた。客室乗務員が「お客様、どうしましたか？」と声をかけると、男はさらに大きな声で「お客様じゃない！オレは皇帝だ！」と叫んだという。男は隣の席の乗客に座席の交換を要求したが断られたため、言い争いになっていた。その後、男は自分の座席をエコノミークラスからファーストクラスへ変更するよう要求。さらに座席の上に立ち、棚の中の自分の荷物を取り出して騒いだ。

乗務員は男が他の乗客に迷惑をかける危険性を考慮し、ファーストクラスへの変更を認めたが、男はなおも大声を出し、乗務員に暴力を振るった。乗客の中には、ハイジャックと勘違いする人や脅えて泣き出す子どもいた。到着地の北京空港で待ち受けていた警察官4人が機内に乗り込み、男の身柄を拘束。北京首都空港公安支局に連行して男を調べたところ、精神疾患で通院歴があったことが分かったという。（翻訳・編集/本郷）