韓国で外国籍ベビーシッターが急増、多くが中国朝鮮族=研修・雇用制度の不備を指摘する声も―韓国メディア

Record China    2015年1月9日(金) 1時29分

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6日、韓国メディアによると、韓国で外国籍のベビーシッターが6万人に達したことが分かった。資料写真。

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2015年1月6日、韓国メディアによると、韓国で外国籍のベビーシッターが6万人に達したことが分かった。中国新聞社が伝えた。

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韓国国務総理室傘下の育児政策研究所は6日、ベビーシッターの現状をまとめた報告書を公表した。

それによると、韓国国内の中国朝鮮族や結婚移民者を含む外国籍ベビーシッターは、2013年1月末時点で6万人に達した。具体的な人数は公表されていないが、その大多数が中国朝鮮族とみられる。

同研究所が、中国朝鮮族をベビーシッターとして雇用したことがある韓国人259人と、ベビーシッターに従事していた中国朝鮮族256人を対象に行った調査(13年7〜8月実施)によると、平均的な月額報酬(住み込み、週5日勤務)は162万ウォン(約17万5000円)だった。韓国政府の最低基準(110万ウォン、計200時間)を上回っているが、需要が増え人手不足が顕著となっている。

一方で、満足度や韓国語能力に関する項目では、雇用者と被雇用者に相違がみられた。

中国朝鮮族のベビーシッターの92%が「現在の仕事にとても満足している」と答えたのに対し、雇用者の55%が「中国朝鮮族のベビーシッターの仕事ぶりにそれなりに満足している」と回答した。

韓国語能力については、中国朝鮮族のベビーシッターの93%が「優秀な水準にある」と答えたのに対し、雇用者は65%にとどまった。

専門家は「外国籍ベビーシッターが急増する一方で、彼らに対する体系的・科学的な事前教育制度が整備されていない」と指摘している。(翻訳・編集/NY)

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