第11回中国人の日本語作文コンクール募集要項発表=戦後70年、節目の年のテーマは「日中青年交流」「日本への提言」「先生自慢」

日本僑報社    2015年1月9日(金) 15時49分

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5日、日本僑報社・日中交流研究所は今年の「中国人の日本語作文コンクール」の実施要領と募集要項を発表した。

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2015年1月5日、日本僑報社・日中交流研究所は今年の「中国人の日本語作文コンクール」の実施要領と募集要項を発表した。

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11回目を迎える今回は、第2次世界対戦終結から70年という節目の年に開催されるため、両国の未来を担う自分たちについて考えてもらおうという趣旨により、「日中青年交流について」と、日本や日本人に対して不思議に感じたり疑問に思うことを書いてもらう「なんでそうなるの?」、日々指導を受けている日本語の先生についてつづってもらう「わたしの先生はすごい」の三つのテーマが選ばれた。

このテーマが選ばれたことについて、主催者の日中交流研究所の段躍中所長は、次のように述べている。

「戦争終結から70年が経ちますが、日本と中国にとってこの戦争はいまだに暗い影を落としています。ですが、すでに戦争が遠い存在である世代の皆さんには、両国の明るい未来について考えてもらいたいと思うのです。そこで、友好関係を築くために不可欠な両国民の交流、特に、将来を担う青年同士の交流について書いてほしいと思います」

「これまでのコンクールで、日本や日本人を高く評価する内容の作文は沢山寄せられてきましたが、今回は少し視点を変えて、日本について中国の皆さんが理解できない部分を書いていただきたいと思います。その、日本に対する“疑問”や“不満”を、日中関係の改善や両国民の親近感を高めるための『日本への提言』としてまとめてください」

「毎年、多くの優秀な作文がコンクールに寄せられますが、これは、日々皆さんを熱心に指導しておられる先生方のお力が非常に大きいと思います。そこで、学生の皆さんには、ご自分が指導を受けている日本語の先生の素晴らしさを作文にすることで先生への感謝の気持ちを示してもらうと同時に、先生方には、その作文を今後の教師生活の糧としていただければと考えています。ご自分の先生の好きなところ、すごいと思うところ、尊敬できるところ、そして、それらからあなたが学んだことを作文に書いて、先生を自慢してください」

第11回中国人の日本語作文コンクールへの応募資格は、日本への留学経験のない中国人学生であること。最優秀賞(日本大使賞)受賞者は日本に1週間招待される。作文の応募期間は5月11日から5月31日まで。

同コンクールは、日本僑報社・日中交流研究所の主催で2005年から毎年開催され、日本外務省、在中国日本大使館、中国日本商会などが後援。昨年の第10回コンクールには史上最多の4133作が寄せられ、中国で日本語を学ぶ学生たちの目標の一つとされている。(編集/北田

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