1日の利用者数わずか19人!中国の小規模空港、8割が赤字状態―中国メディア

Record China    2014年10月30日(木) 13時12分

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29日、経済参考報によると、中国では小規模空港の建設ラッシュが続いているが、すでに運用されている小規模空港の約8割が赤字に陥っている。写真はハルビン太平国際空港。

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2014年10月29日、経済参考報によると、中国では小規模空港の建設ラッシュが続いているが、すでに運用されている小規模空港の約8割が赤字に陥っている。

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湖南省のある地方空港では、1日の利用者がわずか19人という状態。黒竜江省の地方空港も1週間に5便しか飛ばない。全国各地にこうした空港が多数存在し、補助金によってかろうじて運用されている。統計では、2013年に旅客数100万人以下の空港が全体の7割近くを占める。ある航空会社では、長沙−湖南便の2カ月間の乗客数がわずか425人で、“専用機”とまでやゆされている。

巨額の赤字を生んでいても、地方都市は今も空港建設を積極的に続けている。空港は高層ビルや高速鉄道駅などのランドマークに匹敵する存在で、都市の価値を高め、総合的な力量を象徴すると、ある官僚は話す。企業を誘致すると、利便性から空港の建設を求められ、選択の余地なく空港建設に踏み切ることになってしまうのだという。

多くの専門家は、空港のようなコストがかかるインフラ整備には計画性が欠かせず、投資は慎重に行うべきだと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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