空気中の酸素から、低コストで、多量の活性酸素を発生させる世界随一の技術を持つWEF技術開発株式会社(所在地:滋賀県大津市、代表取締役:青山 章)は、当社が開発した水中有機物を完全酸化分解する「W-Gaia」について活用状況をご報告いたします。
発売して2年近くになり、水処理の積年の課題が次々と解決され、難分解有機物、油分、色、各種耐性菌等の処理に利用が広がっております。
■水処理の問題
最近の水処理の課題は下記になります。
1) エネルギー消費
エネルギー消費は、ほとんどの廃水処理システムにおける最大の課題の一つである。実際、廃水濾過プロセスは、毎年全国の電気消費量の数%(下水処理場だけで0.7%)を占めている。
2) 新規かつ複雑な汚染物質
ここ数年、水質に関する大きな関心事のひとつは、工業廃水と都市廃水の両方から化学汚染物質が検出されることである。生産工場では新たな製品を製造するたびに新たな排水問題が発生している。
また個人の排出する水は、医薬品・内分泌かく乱物質・パーソナルケア製品・殺虫剤などで、工場廃水と都市廃水はどれも難分解性であるため、河川・湖沼のCODは上がり続けている。PFASをはじめとする難分解有機物のほとんどは発がん物質で、我々は毎日この水を飲んでいる。
3) 残留化学物質
現在の廃水処理の主たる処理方法は、これらの危険な汚染物質を吸着・沈殿除去するだけである。除去された有機物は、どこかに処分されなければならない。適切な管理が行われない場合、これらの化学物質は、処理された清潔な水と共に地元の河川に流出してしまう可能性がある。
4) 人員不足
下水処理は、高度な専門知識を持つ管理者や作業員を必要とする複雑なプロセスである。しかし、十分な資格を持つ候補者を見つけることは容易ではなく、経験不足の従業員は高額なミスを引き起こす可能性がある。
■水処理の課題を解決する「W-Gaia」
「W-Gaia」が生成する活性酸素(ヒドロキシラジカル)はオゾンと違い、水中有機物の原子結合を完全酸化分解(H2Oとガスにする)させることが可能です。すなわち、接触効率・処理時間に比例してCODが大幅に削減されます。
・工場発生の難分解廃水を易分解化(微生物が食べられる状態)にすることで、自社処理が可能になり、廃棄物排出量の削減が可能になる。
・浄水場原水中のCOD低減(処理設備の負荷低減)。
・完全酸化分解なので化学物質の残留が無い。
・下水処理場で前処理を行うことで、有機物が易分解化されるため、生物処理槽の縮小化が可能になり、それに合わせてブロワーを削減することで、エネルギーが削減可能になり、発生汚泥も低減する。
・廃水処理が安定化するので、特殊な専門知識が不要になる。
■実際の処理データ
1) 食品工場廃水
画像1 食品工業廃水処理
画像2 塗装排水処理
画像3 廃プラ洗浄廃水処理
画像4 「W-Gaia」装置
画像5 W-Gaia設置と処理説明
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