金価格が急騰、婚礼用の金製品をレンタルで済ませる夫婦が増加―中国

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20日、光明網は金価格急騰の影響で結婚準備のために購入する金製の装飾品を購入しない新婚夫婦が増えたことを伝えた。

2025年10月20日、中国メディアの光明網は、金価格急騰の影響で、中国で結婚準備のために購入する「結婚三金」と呼ばれる金製の指輪やネックレス、イヤリングなどを将来的な資産形成などの理由で購入しない選択をする新婚夫婦が増えたことを伝えた。

記事は初めに「17日の午前中に現物金価格が1オンスあたり4378ドル(約67万円)を一時的に突破し、史上最高値を更新するほどの金価格の高騰を受けて、金を購入したり、金箔紙や古い装飾品を使って新しい金製品を作るのが人気となるほどの『黄金バブル』が起きている」と紹介し、その中で結婚準備として「三金(指輪、ネックレス、イヤリング)」を購入する夫婦が最も影響を受けていると指摘した。

記者が湖北省武漢市の六渡橋にある「黄金通り(全長300メートルの通りの両側に30軒以上の金・宝飾店、金細工店などが並ぶ地点)」を取材したところ、3年前に結婚した時に、金の装飾品は工賃が高いことを理由に代わりに購入した銀行の投資用地金100グラム4万元(約86万円)が、現在は10万元(約215万円)ほどに跳ね上がり、同期間の不動産や株式よりも利益が多かった人や、金が高騰していることを理由に結婚式の当日に用意する「結婚三金」をレンタルで済ませようと考えている人がいると伝えた。

記者が結婚三金のレンタルについて、さらにSNSや通販サイトを調べたところ、三金にブレスレットとペンダントなどを加えた「五金」のレンタルプランを打ち出す業者が多く見られたという。ある中古品取引サイトでは、1グラム980元(約2万1000円)の保証金で、36グラムから230グラムまでの6種類のレンタルプランを用意しており、デザインと重量でレンタル料を決めているという。縁起物の「龍鳳ブレスレット」や「豚牌(ブタをかたどった縁起物の金ペンダント)」は1グラム30元(約643円)、高純度の金を使用した物は40元(約858円)になる。例えば10グラムの龍鳳ブレスレットを借りる場合は、300元で7日間のレンタルが可能な計算となる。

記事は最後に「中国黄金協会のデータによると、24年の中国国内の金装飾品消費量は985.31トンに達した。この黄金バブルの中では、金を現金化して市場を去る人、金を買い足す人、資産形成を見直す人など、富や安全、未来への考え方に裏打ちされたさまざまな選択をする人達がいる」と述べた(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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