日本の団体、捕虜虐待シーンで「A・ジョリー監督は人種差別主義者」と非難、米韓ネットは一斉に反発

Record China    2014年12月13日(土) 18時19分

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13日、旧日本軍の捕虜となった米国人の半生を描いた映画「アンブロークン」について、日本の市民団体がA・ジョリー監督を「人種差別主義者と非難した」と、米韓両国のメディアが報道。両国のネットユーザーは非難に反発している。資料写真。

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2014年12月13日、旧日本軍の捕虜となった米国人の半生を描いた映画「アンブロークン(原題)」について、日本の市民団体がアンジェリーナ・ジョリー監督を「人種差別主義者と非難した」と、米韓両国のメディアが報じた。映画には捕虜虐待シーンがあり、非難に対し、両国のネットユーザーは「真実は変わらない」「だから歴史教育は重要」などと反発している。

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この映画は、第二次世界大戦で日本軍の捕虜となった元五輪選手のルイス・ザンペリーニ氏の半生を描いた。作中には、米軍機の爆撃手だったザンペリーニ氏が日本兵から激しい虐待を受けるシーンがある。今月25日に全米で公開予定だ。

米紙ニューヨーク・デイリー・ニュースは9日、「アンブロークン」が「日本からの攻撃を受けている」と報道。「史実を世界に発信する会」の代表が「完全な捏造(ねつぞう)だ」とし、アンジェリーナ・ジョリー監督を「人種差別主義者」と批判した、と伝えた。

韓国紙・中央日報も「日本の愛国主義者らの反感を呼んでいる。アンジェリーナ・ジョリーを「『悪魔』『非道徳的』『人種差別主義者』などと責め立てている」と指摘。「ソーシャル・メディアでは、アンジェリーナ・ジョリーの日本への入国禁止を求める動きも出ている」とも報じた。

日本からの非難に米国のネットユーザーは

「真実とは辛いものだ、そうじゃないか?」

「日本人は第二次世界大戦における違法行為の話になると、真実をごまかす専門家になる」

「日本の愛国主義者たちは黙るべきだ。そうでないと、第二次世界大戦中に日本軍が犯した多大な数の残虐行為を再調査されることになる」

「日本の愛国者たちは、第二次世界大戦における凶悪な行為の記録を好きなだけかき回せばいい。だが、この映画で描かれているように、真実は変わらない」

「日本よ、不愉快な真実と向き合うときが来たんだ」

などの声を上げた。

韓国のネットユーザーも同様で

「アンジェリーナを入国禁止にするなら、それも人種差別だ。しかし放射能汚染された国に足を運ぶことが自殺行為だから特に気に留めることはない」

「日本人は人種差別の意味を知らない。他国に対して行った行為を客観視できず、自身を戦争の犠牲者だと思い込んでいる。今の日本は次世代を担う日本人のことを全く考えていないことを自覚しなきゃいけない。日本の若者は歴史を知らない」

「だから歴史教育は重要だ。今の世代から次の世代へ、そしてそのまた次の世代へと、過去に起きた出来事、起きなかった出来事を伝えていくことが歴史であるのに、日本人は歴史を次の世代に伝えることをしない。映画が自国の歴史を振り返る良い機会になると願う」

などの意見が集まった。(編集/KU)

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