中国が世界最大のグリーンボンド市場に―英紙

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英紙フィナンシャル・タイムズは「中国のグリーンボンドの市場規模は全世界の同業者を超えた」と題した記事を掲載しました。資料写真。

英紙フィナンシャル・タイムズは公式サイトを通じて現地時間11月5日、「中国のグリーンボンド(環境関連債券)の市場規模は全世界の同業者を超えた」と題した記事を掲載しました。

ロンドン証券取引所のデータを分析したところ、中国で2025年に発行された国際機関「気候変動債券イニシアティブ」で認証された、またはその基準に合致したグリーンボンドの発行総額は過去最高の703億ドル(約11兆円)に達し、中国は初めて欧米を抜いて世界最大のグリーンボンド市場になったことが分かりました。中国での2025年のグリーンボンド発行総額は全世界の17%以上を占めていますが、米国はわずか3%です。

フランスの金融グループのBPCE傘下の投資銀行ナティクシスのアジア太平洋担当チーフエコノミストであるエレロ氏は、「米国はすでに競争から脱落し、欧州市場も軟調に陥っている」と指摘しました。

フィナンシャル・タイムズの記事は、「中国政府は炭素排出の減少に向かわせるカーボンピークアウトを2030年までに、二酸化炭素の排出を差し引き、ゼロにするカーボンニュートラルを2060年までに実現するとの目標達成を約束している」と指摘しました。中国は現在、全世界の風力発電および太陽光発電プロジェクト建設の4分の3を担っており、水力発電や再生可能エネルギーの貯蔵と送電、グリーン水素施設などの分野においても世界をリードしています。中国はさらに、建設中の原子力発電所の数でも世界最多です。

記事は中国の中央銀行である中国人民銀行の元チーフエコノミストである北京グリーン金融・持続可能発展研究院の馬駿院長の話を引用して、中国が10年前にグリーンボンド市場を発足させた当初の目的は、銀行システムでは長期にわたるインフラプロジェクトに対して融資期間をうまく設定できない問題を解決するためだったと紹介しました。(提供/CRI

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