中国の俳優チャン・リンホー（張凌赫）がこのほど、中国中央テレビ（CCTV）の映画チャンネル「CCTV-6」の取材で「電力会社に就職することが学生の頃の夢だった」と打ち明け、話題となった。

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チャン・リンホーは2016年に南京師範大学の電気工学科に合格。後に「高考」（中国の大学入試）の数学で200点満点中182点の高得点を獲得したことや物理コンテストに参加したことなどの経歴から、芸能界一の「高IQ理系男」として知られるようになった。

卒業後の進路に関しては「思い付いた唯一の夢は電力会社に就職すること」といった理系男らしい堅実志向だったが、後にスカウトされて芸能界に入るようになり「生き生きとした外の世界に触れることができた」と、初めて告白した。

この取材内容がネットに投稿されると瞬く間に拡散し、江蘇省の電力会社が5日に「ぜひ一日体験にお越しください」と提案。無錫市電力会社もすかさず「無錫出身だから、まずは無錫の電力会社にお越しください」と書き込み、チャン・リンホーを取り合う展開へと発展した。

一連の流れにファンからは「エンジニアになるところだったのか！」「電力会社の5G冲浪（ネット用語で、最新のネットトレンドや用語をいち早く知り、使いこなすこと）に驚いた」「電力会社がチャン・リンホーを取り合っている」「今度のドラマPRを電力会社でやるのはどう？」「電気電力がテーマのドラマに出演したら電力会社の全国行脚ができる」などの和気あいあいとした書き込みが続出した。（翻訳・編集/RR）