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米国で男性に移植されたブタ腎臓が9カ月機能を維持し、新記録を樹立しました。
今年1月に遺伝子編集されたブタの腎臓移植を受けた米国の男性の移植腎がこのほど、機能不全したために摘出されました。男性は透析治療を再開しました。研究者によれば、このブタの腎臓は人体内で約9カ月機能を維持し、同類の実験ではヒトに移植されたブタ腎臓の機能維持期間としての新記録を樹立したとのことです。
報道によれば今年1月25日、米マサチューセッツ総合病院ブリガム医療センターの外科医が、ニューハンプシャー州出身の67歳のティム・アンドリューズさんに遺伝子編集されたブタの腎臓を移植しました。手術で使用されたブタの腎臓は、人体に拒絶される遺伝子のノックアウト(機能除去)や動物臓器とヒト体の適合性を高め、異種移植リスクを低減するためのヒト遺伝子の追加など69カ所の遺伝子編集が施されていました。
アンドリューズさんは移植手術後に透析治療を取りやめることができ、遺伝子編集されたブタの腎臓は人体内での最長の機能維持記録を樹立しました。しかし、遺伝子編集技術と強力な免疫抑制療法を併用したにもかかわらず、アンドリューズさんの体内では移植臓器への拒絶反応が起こりました。病院によれば、10月23日夜に医師がブタの腎臓を摘出する手術を行いました。研究者らは、この試みは異種臓器移植研究にとって貴重な経験を蓄積したと指摘しました。(提供/CRI)
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