中国で24日に配信をスタートしたレオ・ロー（羅雲熙）主演の武侠ファンタジー時代劇「水龍吟」が国際的な人気を展開している。

「水龍吟」はOTTサービスの芒果TV（マンゴーTV）と咪咕視頻（Migu Video）で24日に配信を同時スタート。また、Netflix（ネットフリックス）台湾をはじめ、東南アジアなどのストリーミングサービスで多言語字幕付きサービスで同時配信され、その数は19個のサイトを数える。なお、配信前の視聴予約数の総計は650万を突破していた。

中国での「水龍吟」の有効再生回数は、配信開始から3日目に2億5000万回を突破。Netflix台湾のドラマ部門の人気ランキングでは、スー・チー（舒淇）とアンジェリカ・リー（李心潔）主演の話題作「回魂計」に次ぐ2位に登場している。

「水龍吟」への高い注目度によって、主演のレオ・ローの人気も急上昇し、中国のSNS・微博（ウェイボー）のフォロワー数は1日当たり約10万人ずつ増加した。TikTok中国国内版「抖音（ドウイン）」でのフォロワー数も配信開始後に89万人3000増と急速に数字を伸ばした。

制作側によると、「水龍吟」はもともと国際的な視聴者の理解を意識しており、英語タイトルも従来の直訳型を避けて「Whispers of Fate（運命のささやき）」とし、「玄侠」の持つ因果とカルマの概念を詩的に表現しているという。（Mathilda）