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中国東北部の黒竜江省はこのほど、中国初の「人とトラの衝突に対するスマート監視・早期警報プラットフォーム」を構築しました。
中国東北部の黒竜江省はこのほど、中国初の「人とトラの衝突に対するスマート監視・早期警報プラットフォーム」を正式に構築しました。省全体をカバーするこのスマートシステムは、アムールトラの個体数や分布パターンを全面的に把握し、人とトラの衝突を科学的に予防・制御するための正確なデータサポートと技術手段を提供するものです。
黒竜江省は中国で最も広い面積に及ぶアムールトラの生息地を有し、全国のアムールトラ生息地の70%以上を占めています。監視データによると、同省では最近5年間、アムールトラの目撃回数が400回を超え、少なくとも38頭のアムールトラが確認されたとのことです。
新たに構築されたこのプラットフォームは、165の標準化調査ユニットと8085台の赤外線自動カメラで構成される監視ネットワークを通じて、3万2000平方キロメートルに及ぶ省全体の森林面積をカバーし、アムールトラ、ヒョウ、アジアクロクマ、ヒグマなど森林に生息する13種類の大型・中型哺乳類の体系的な監視と種別スマート識別を初めて実現しました。
日々顕在化している「人とトラの衝突問題」に対応するため、プラットフォームは3段階の早期警報・予防・制御システムを構築し、同省内でリスクの高い3村でモデル建設を進めています。これは村を中心に、周辺5キロメートルの範囲で三つの防衛ラインを設定し、異なる警報レベルに応じて、対応する監視、警報、処置の措置が発動するものです。
プラットフォームはリアルタイム監視カメラ、スマートドローン、ガスやレーザー、超音波による駆除などのさまざまな技術手段を統合し、「監視-警報-駆除-救護」の全プロセスの予防・制御システムを形成しています。うち監視カメラは極寒環境下でも安定して作動し、信号伝送が地域の制限を受けないよう保証されています。(提供/CRI)
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