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中国の人型ロボットメーカーのUBテック・ロボティクスが再び大型受注を獲得しました。
中国の人型ロボットメーカーのUBテック・ロボティクス(優必選)が再び大型受注を獲得しました。10月16日に「広西エンボディドAIデータ収集およびテストセンター設備調達・設置プロジェクト」を落札し、受注金額は1億2600万元(約26億4600万円)に上ります。
最新モデルの自動バッテリー交換機能付き全自律型人型ロボット「Walker S2」が採用され、2025年内の納入を予定しています。これは同社が9月に発表した2億5000万元(約52億5000万円)規模の世界最大級の単一契約や数千万元規模の複数契約に続くもので、年間のWalkerシリーズの受注総額は6億3000万元(約132億3000万円)を超えました。
10月15日には中国A株上場の大手自動車技術企業と契約を締結したことも明らかになりました。契約金額は約3200万元(約6億7200万円)で、同社はWalker S2を中心とした人型ロボットと関連ソリューションを導入します。これらのロボットは工場の生産ラインで使用され、データ収集機能を備えた組み込み製品サービスも提供される予定で、納入は年内を見込んでいます。
また、9月には子会社のUQI(優奇)が天奇自動化工程と3000万元(約6億3000万円)規模の契約を締結しており、こちらも年末までに納入予定です。
UBテック・ロボティクスは12年3月に設立され、知能サービスロボットと人型ロボットを開発しています。教育、物流、介護、商用サービス、家庭用など多分野にわたって「ハードウエア+ソフトウエア+サービス+運用」を一体化したソリューションを提供しており、23年12月29日に香港証券取引所のメインボードに上場しました。
一方で、受注拡大の裏で同社の収益は依然として赤字です。8月29日に発表された25年上半期決算によると、売上高は6億2100万元(約130億4100万円)で前年同期比27.5%増となったものの、純損失は4億4000万元(約92億4000万円)に達しました。粗利益率は34.9%と、前年の38%から低下しています。
長城証券のレポートでは、人型ロボット産業は国内外で量産化の動きが加速しており、複数のメーカーが工場導入を進めていると指摘しています。ソフトウエアとハードウエアの両面で技術が成熟しつつあることから、コストの低下と性能の向上が進み、今後の商業化プロセスがさらに加速する可能性が高いとしています。(提供/CRI)
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