中国バドミントン界のレジェンド・林丹が日本企業とスポンサー契約、「売国奴ではない」と専門家―日本華字紙

Record China    2014年10月22日(水) 3時57分

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20日、日本華字紙・日本新華僑報は、復旦大学歴史学部の馮ウェイ教授の署名記事「ヨネックスとスポンサー契約の林丹は漢奸ではない」を掲載した。スポーツと政治は別物と冷静に判断するべきと提言している。写真は林丹。

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2014年10月20日、日本華字紙・日本新華僑報は、復旦大学歴史学部の馮●(フォン・ウェイ、●は王へんに韋)教授の署名記事「ヨネックスとスポンサー契約の林丹は漢奸ではない」を掲載した。

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林丹(リン・ダン)は中国男子バドミントンのレジェンド的存在。「スーパー丹」との愛称で知られている。10年もの間、世界のトップとして君臨、北京五輪とロンドン五輪の連覇を成し遂げた。その林が中国スポーツ用品大手・李寧(リーニン)との契約を終了し、日本のヨネックスと契約を交わしたとのニュースが伝えられ、話題となっている。

中国のトップ選手はこれまで日本メーカーとスポンサー契約を交わしたことはない。バスケ界のレジェンド姚明ヤオ・ミン)はトヨタが提示した1億6000万ドル(約170億円)もの契約金を固辞、陸上界のレジェンド劉翔(リウ・シャン)も日本を嫌うあまり、日本メーカーのユニフォームを着る際ブランドを隠していたと伝えられる。

林の契約の報道は多くの議論を呼んでいる。「政治とスポーツは別物」と林の決断を賞賛する意見もある一方で、漢奸(売国奴)呼ばわりする人も少なくない。

現在の中国ではなにかというと、他人を漢奸呼ばわりする人が少なくない。そうしたレッテル貼りをする人を分析すると、三つのカテゴリーに分類できるだろう。第一に本気で愛国心に燃えて日本を憎んでいる人。第二に売国奴扱いされないよう自分を守るために他人を批判する人。そして第三に他人を漢奸呼ばわりすることで、社会への不満を発散しようとする人だ。

今、必要なのは冷静な観点だ。林がヨネックスの契約を勝ち取ったのは彼の努力のたまものだと素直に認めることが必要なのだ。(翻訳・編集/KT)

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