中国深セン、自然災害危険区域への無断立ち入りで全国初の罰金処分

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広東省深セン市大鵬新区はこのほど、台風6号の青色警報期間中に自然災害危険区域に無断で入った観光客2人に対し、1人当たり5000元の罰金を科しました。写真は大鵬新区が画定した自然災害危険区域の一部。

中国南部の広東省深セン市大鵬新区はこのほど、「深セン経済特区自然災害防止条例」に基づき、台風6号(ウィパー)の青色警報(中国の台風警報危険レベルで最も低いもの。青、黄、オレンジ、赤の4色で示す)期間中に自然災害危険区域に無断で入った観光客2人に対し、1人当たり5000元(約10万3000円)の罰金を科しました。今回の処罰は、中国で自然災害関連の法規に基づき実施された初めてのケースです。

大鵬新区は7月19日、台風6号の青色警報発令を受け、法に基づき自然災害危険区域を画定し、許可なしの立ち入りを厳禁しました。しかし、2人の観光客が警告を無視し無断で危険区域に入って遭難し、警察に救助を求めました。

12時間にわたる救助を経て、2人は安全な場所に避難することができました。当時の台風警報は2ランク上のオレンジ警報に引き上げられていました。大鵬新区は法定手続きに基づき調査と証拠収集を実施した上で8月15日、2人に対して罰金を科す行政処分の決定を下しました。

自然災害危険区域とは、洪水、地震、地滑り、土石流などの自然災害が発生しやすい地域、または深刻な自然災害の影響を受けたことがある地域を指します。同区域画定の主な目的はモニタリング、早期警戒、防災・減災措置を通じて、災害による生命や財産に対する脅威を軽減し、災害の損失を低減することにあるとのことです。(提供/CRI

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