上海の医学チーム、ほぼ「首が胴体から切り離されたような状態」の患者の頚椎固定手術に成功

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上海市にある上海長征病院の整骨チームがこのほど、ほとんど「首が胴体から切り離されたような状態」の頚椎骨折患者の頚椎固定手術に成功しました。

中国東部の上海市にある上海長征病院の整骨チームがこのほど、多くの医学専門家と合同で3時間にわたる精密な手術を施し、ほとんど「首が胴体から切り離されたような状態」の頚椎骨折患者の頚椎固定手術に成功しました。

この患者はロボットアームに首を強打された衝撃のため、その場で高位脊髄損傷、心停止状態に陥りました。緊急心肺蘇生法により、かろうじて微弱なバイタルサインを取り戻しましたが、CTなどの検査により、頚椎に極めて広い範囲の脱臼が発生し、脊髄の重度損傷や、中枢神経の血管構造の断裂が認められました。

同病院の頚椎外科によると、国内外の文献や関連する報道にも、これほど深刻な頚椎離断損傷の重症例の記載はなく、手術によって命を取り留めた例もないとのことです。整骨チームはいち早く緊急外来、重症医学科、麻酔科などと合同で専門家チームを立ち上げ、患者の症状に合わせて綿密な評価を行い、施術中に起こり得るあらゆる極端なリスクに対応するための詳細な緊急時対策や精密な手術アプローチ図を策定しました。

同チームは「頸椎固定プレート」という固定技術を革新的に応用し、従来の固定術に補助プレートを追加することで、再建された頚椎により強固な安定性を与えました。同技術がこのような極端な症例に応用されるのは初めてとのことです。

術後、患者の意識は急速に回復し、危機的だったバイタルサインも徐々に安定に向かい、現在はリハビリの後期段階に入っています。(提供/CRI

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