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殲-15Tは中国が開発した単座・重型の艦載戦闘機であり、空母艦隊における中核的兵器だ。
殲-15Tは中国が開発した単座・重型の艦載戦闘機であり、空母艦隊における中核的兵器だ。カタパルト発艦能力を強化し、着艦装置の耐衝撃性能を高めるため、殲-15Tは降着装置を重点的に補強しており、燃料満載・フル兵装状態でのカタパルト発進が可能だ。また、武器システムを最適化しており、各種の新型ミサイルを搭載できる。中央テレビニュースが伝えた。
空軍特級パイロットで殲-15初飛行の試験パイロットを務めた李国恩(リー・グオエン)氏によると、従来の殲-15と比較すると、殲-15Tの特徴は「カタパルト対応」にある。空母での離着艦により適応するため、降着装置にカタパルト発進用のバーを増設したほか、構造全体の強度も向上。支柱の直径を20%太くし、主脚は二輪式を採用。これにより着艦時のタイヤと甲板との間の圧力を均等に分散し、甲板の摩耗を低減することができる。
軍事評論家の張軍社(ジャン・ジュンシャー)氏は、殲-15Tがスキージャンプ方式とカタパルト方式の両方に対応していることは、非常に重要な戦術的価値と戦略的意義を有すると指摘する。
まず、戦術面では、スキージャンプとカタパルトの両方に対応することで、殲-15Tはタイプの異なる空母への配備が可能となる。つまり、スキージャンプ型空母「遼寧」「山東」とカタパルト型空母「福建」との間で柔軟な運用ができる。戦時において、いずれかの空母が損傷を受けた場合でも、他の空母が速やかに殲-15Tの艦載戦闘機部隊を受け入れ、空母艦隊の海上における作戦持続能力を維持することができ、空母艦隊の体系的な作戦能力が高まる。
次に、戦略面では、殲-15Tはカタパルト発進により燃料満載・フル兵装状態で離艦できるため、作戦半径が広がり、搭載兵装も増加し、ミサイルの射程も伸びる。これにより、空母艦隊は本土から遠く離れた遠洋で作戦を遂行し、海上防衛作戦の縦深性を高め、敵を領土外で迎撃できるようになる。(提供/人民網日本語版・編集/NA)
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