【CRI時評】中国のビザ免除政策が中国と世界にメリットとチャンス

CRI online    2025年8月1日(金) 18時20分
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中国のビザ免除政策が空港から海港に拡大され、中国と外国との経済・貿易の「ラストワンマイル」に加速キーが押された。

広東省深セン市で先日、中国初の海港における旅客国際乗り継ぎ区である蛇口クルーズ母港国際乗り継ぎ区が正式に稼働を始めた。最初に訪れたアルゼンチン、チリ、ブラジルからのビジネス関係者は最新のビザ免除政策によって「スタンプ無し」で入国し、2時間半かかっていた乗り継ぎ手続きは30分以内に短縮された。これは、中国のビザ免除政策が空港から海港に拡大され、中国と外国との経済・貿易の「ラストワンマイル」に加速キーが押されたことを意味する。

過去5年間、すなわち中国の第14次五カ年計画期間(2021〜2025年)に中国政府はさまざまなビザ免除政策を継続的に適正化し、国際的な交流、往来を促進してきた。現在、中国はすでに75カ国に対して一方的なビザ免除または全面的な相互免除を実施しており、トランジットビザ免除の対象は55カ国に拡大している。また、入国通関地は60カ所に増え、滞在時間は一律で240時間に延長された。このほか、海南省へのビザ免除、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の団体旅行客に対するビザ免除、クルーズ船による入国者へのビザ免除などの地域的なビザ免除政策もあり、外国人の中国での観光、ビジネス、訪問の利便性は大幅に高まっている。

中国のビザ免除政策は点状の模索からより包括的かつ体系的な制度の枠組みへと進化し、内需拡大と歩調を合わせながらサービス貿易を促進する新たな成長点となった。そして、世界に多くのメリットとチャンスをもたらしてもいる。

最も直接的な表現の一つがインバウンドだ。2024年に中国は前年比96%増の延べ2694万人の外国人観光客を受け入れた。ビザ免除は観光の恩恵をもたらすだけでなく、「経済・貿易の加速装置」でもある。この5年間、中国は中国国際輸入博覧会、中国国際消費財博覧会などの大型展示会を開催し、これにビザ免除などの利便化措置が重なることで、多くの出展者が「新商品を携えて」中国にやって来る状況を生んだ。2021〜2024年に累計7兆4000億元(約154兆8000億円)の消費財が輸入され、世界の良質の商品が中国に加速度的に流れ込んだ。

人々の往来の増加は、文明の交流や相互参照を自然と促す。世界ではますます多くの人がリアルで立体的な中国を感知し、評価し始めている。

ピュー研究所が7月中旬に発表した最新の調査によると、昨年以降、調査対象となった25カ国のうち15カ国で中国に対する好感度が上昇した。うち、高所得国では中国に好意的な見方を示す回答者の割合の中央値が32%と、過去6年で最も高い水準となった。

ビザ免除政策は中国人が古くから持ち続けてきた「もてなしの精神」を体現するものであり、対外開放を絶え間なく拡大させるという中国政府の決意の証しでもある。次の5年間、より多くの外国人が中国を訪れ、中国を見て中国を感じ、中国を理解することを歓迎する。時間が証明し続けるだろう―。中国の発展は世界から切り離せず、世界の繁栄も中国を必要としている。(提供/CRI

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