中国商務部の報道官は7日、原子番号が大きめの中・重希土類に分類されるレアアースの輸出規制措置の実施について記者の質問に答えた際、「レアアース関連品目が軍民両用（デュアルユース）の性質を持っていることから、これに対して輸出管理を実施することは国際慣行に合致している」と述べました。

中国商務部報道官は、中国が法に基づきレアアース関連品目を対象に輸出管理を実施しているのは、国家の安全と国益をより良く守り、核拡散防止などの国際義務を履行することを目的としており、世界平和と地域の安定を守る一貫した立場を体現していると強調しました。

報道官はまた、ロボット、新エネルギー自動車業界などの発展に伴い、中・重希土類に分類されるレアアースに対する各国民間産業分野の継続的な需要増にも留意していると述べ、「中国は責任を持つ大国として、各国の民間産業分野における合理的な需要と関心を十分に考慮し、法に基づきレアアース関連品目の輸出許可申請を審査している。すでに法に基づき一定数の申請を承認しており、今後も引き続きルールに沿った申請の審査と許認可を強化する。中国側はこれらについて関連諸国と輸出管理に関する意思疎通と対話をさらに強化し、コンプライアンスに沿った貿易利便性を促進していきたい」と表明しました。（提供/CRI）