<卓球>王曼昱が張本に圧勝、世界選手権での日中女子対決は中国3勝1敗に―中国メディア

Record China    2025年5月24日(土) 14時0分

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ドーハで開催中の世界選手権では23日、女子シングルス準々決勝が行なわれた。中国の王曼昱(ワン・マンユー)は日本の張本美和を4-0のストレートで敗った。中国で同試合は「日中対決」として注目された。

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カタールのドーハで開催中の世界選手権では現地時間23日、女子シングルス準々決勝が行なわれた。世界ランク第2位の中国の王曼昱(ワン・マンユー)は日本の張本美和(世界ランク6位)をゲームカウント4-0(11-5、11-8、11-9、11-5)のストレートで敗った。しかし中国では、日本の選手育成を評価し、同時に自国の成績維持に危機感を示す声も出ている。中国で王と張本の試合は「日中対決」として注目され、澎湃新聞などの中国メディアがこれまでの経緯を含めて紹介した。

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王と張本はこれまでも対戦を繰り返しているが、王が優位だ。今年3月のWTT重慶チャンピオンズでは、王が張本を3-0で破り、女子シングルスのベスト4入りを果たした。今回の対戦に先立ち、張本は「抽選結果が出た時点で、この局面は予想していました。金メダルを目標にしている以上、まずはメダルを取りたいです。いつも通り真剣に準備し、全力を尽します」と語っていた。

特筆すべきは、王と張本の対戦が、23日の女子シングルスだけではないことだ。王曼昱は女子ダブルスで蒯曼(クアイ・マン)とペアを組み、準々決勝でクロアチアとルーマニアの混合ペアであるシャオ・マリア(肖瑶茜)/ディアコヌをストレートで破った。準決勝での対戦相手は、張本美和/木原美悠のペアだ。

王曼昱選手

23日の女子シングルス準々決勝では、試合開始直後から王が主導権を握り、ラリーでも速攻でも相手を圧倒し、第1ゲームを11-5で先取した。第2ゲームでも王の試合運びは冴え、張本の反撃を封じて11-8で連取した。第3ゲームでも王は主導権を維持し、序盤でスコアを4-1に広げ、ラリーでも要所を押さえた。王は張本の強打にも落ち着いて対応し、11-9でさらに1ゲームを追加した。第4ゲームも王は集中力を切らさず、張本美和はプレッシャーからかミスが増え、11-5で王が勝利した。

中国では、同選手権で女子シングルス準々決勝の4試合すべてが「中日対決」となったことも注目された。結果は中国女子代表が3勝1敗の成績を収めた。しかし中国のネットでは、日本の卓球陣の実力向上を注視する声も出ている。王と張本の対戦前には、「日本の選手育成体制にはやはり感服せざるを得ない。美和(張本美和)の年代では、中国に対等に戦える若手は見当たらない。莎莎(孫穎莎)や曼玉(王曼昱)といった主力にプレッシャーがのしかかることになる。しかも男子シングルス、男女ダブルスでは中国一強ではなくなってきている」と危機感を示すコメントも寄せられた。張本は2008年6月生まれで現在は16歳、王曼昱は1999年2月生まれで26歳だ。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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