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「中医薬匂い袋」が中国の若者の間で人気となっている。
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端午節(端午の節句、今年は5月31日)を控え、十二支やマスコットキャラの「福娃」、ひょうたん、縁起物の「如意」の刺繍をベースにデザインされた「中医薬匂い袋」が甘粛省蘭州市で流行し、若者の間で人気を集めている。「無形文化遺産+中医薬匂い袋」シリーズの商品は、近年相次いで爆発的人気となっている中医薬ミルクティーや中医薬スイーツといった「中医薬系食品・ドリンク」に続く新たなトレンドで、若者を中心に人気となっている。中国新聞網が伝えた。
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甘粛省中医学病院の「隴中医薬苑」では21日午後、端午節に合わせて独特なセレモニー感を演出しようと、多くの消費者が匂い袋を吟味しながら選んでいた。昼休みにわざわざ車を走らせてやって来たという蘭州に住む女性・李鳳玉(リー・フォンユー)さんは、「デザインもとてもいいので、カバンにつけることもできれば、キーホルダーにすることもできる。祭日のムードを醸し出すこともできるし、自分の鼻炎の症状を和らげることもでき、一挙両得。若者はこうしたちょっとしたグッズが大好き」と話し、家族のために干支シリーズの中医薬匂い袋を三つ購入していた。
端午節が近づき、甘粛省中医学病院は「無形文化遺産+中医薬匂い袋」といった一連の商品を打ち出している。同病院・薬学部の主任中医薬薬剤師の顧秀琰(グー・シウイエン)さんは、「季節や気候の特徴に合わせて、しっかり研究した上で、中国医学の古典の処方を採用し、十二支、蓮の花、福娃、ひょうたん、如意などをテーマにした30種類の『中医薬匂い袋』を打ち出した」と説明する。
顧さんによると、「中医薬匂い袋」にはセキショウ、カッコウ、ランソウといった生薬が使われており、香りを通して、気分をすっきりさせたり、湿邪を取り除いたりする効果が期待できる。部屋やクローゼット、車内に掛けておくほか、虫よけや風邪などの病気、鼻炎の予防のために、飾りのように身につけることもできる。
甘粛省慶陽市の国家級無形文化遺産「香り袋刺繍技術」が駆使されたこの中医薬匂い袋は、5月中旬に発売されると人気を集め、1日に100個以上売れている。
中医薬の重要な発祥の地で、中国の生薬の主な産地の一つでもある甘粛省は近年、中医学をテーマにしたオリジナルウェルネスを打ち出して、若者の間で話題となり、中医薬をテーマにした薬膳料理や健康茶、特色ある中医学診療などが中国の「中医学ファン」の心をわしづかみにしている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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