中国の自動車輸出、4月は外部環境激変も安定維持、NEVがけん引の原動力―国営メディア

Record China    2025年5月24日(土) 10時0分

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中国の4月の自動車輸出台数は51万7000台となり、外部環境が急変する中で安定を維持した。NEVは高い伸びを保ち、輸出をけん引する主な原動力となった。写真は青島港。

中国の自動車業界団体、中国汽車工業協会がこのほど発表した統計によると、4月の自動車輸出台数は51万7000台となり、外部環境が急変する中で安定を維持した。国営メディアが伝えた。化石燃料車が減少したのに対し、新エネルギー車(NEV)は高い伸びを保ち、輸出をけん引する主な原動力となった。

国営新華社通信によると、1~4月の輸出は前年同期比6.0%増の193万7000台で、うちNEVは52.6%増の64万2000台だった。

4月の輸出は化石燃料車が31万7000台で前年同月比18.7%減った一方、NEVは20万台で76.0%増えた。

プラグインハイブリッド車(PHEV)は引き続き急増傾向を示した。4月の純電気自動車(BEV)輸出は前月比37.0%増、前年同月比57.5%増となり、PHEVは前月比8.3%増、前年同月比2.4倍となった。1~4月は、BEVが27.5%増の43万台、PHEVが2.5倍の21万2000台に上った。

電気機械業界団体、中国機電産品輸出入商会の自動車国際化専門委員会の孫暁紅・秘書長は、1~4月の輸出が予想を上回った理由として、ハイブリッド車(HV)とPHEVの輸出が大幅に伸びたためとした。中東、中央アジア、東南アジアの一部の国への輸出が大きく増え、NEVはメキシコ、トルコ、イスラエルなどへの輸出が高い伸びを示した。

統計によると、商用車の伸びは乗用車を大幅に上回った。乗用車は4月が0.4%増の43万1000台、1~4月が4.6%増の160万9000台だった。一方、商用車は4月が15.3%増の8万6000台、1~4月が13.7%増の32万7000台となった。

NEVのうち、乗用車は4月が70.6%増の19万台、1~4月が48.0%増の60万9000台。商用車は4月が4.5倍の1万台、1~4月が3.6倍の3万3000台だった。

主要企業の輸出は上位10社のうち4社がプラス成長となった。電気自動車(EV)大手の比亜迪BYD)は4月が90.8%増、1~4月が2.1倍となり、伸びが最も顕著だった。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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