中国が地球・月空間の3基の衛星コンステレーションによる衛星間測距・通信リンクを実現

CRI online    2025年5月8日(木) 21時30分

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中国は世界初のDROに基づく地球・月空間での3基の衛星コンステレーション構築に成功したと発表しました。

このほど開かれた地球・月空間遠距離逆行軌道(DRO)探査研究学術シンポジウムで、中国は世界初のDROに基づく地球・月空間での3基の衛星コンステレーション構築に成功したと発表しました。中国が研究開発し、配備したDRO-AおよびDRO-Bの2基の衛星は地球・月空間のDRO軌道に到達し滞在した後、これより先に打ち上げられていた近地軌道衛星のDRO-Lと衛星間の測距・通信リンクを確立しました。

中国科学院は2022年2月にA類戦略先行プロジェクトの「地球・月空間DRO探査研究」をスタートさせました。初の試験衛星DRO-Lは2024年2月3日、太陽同期軌道に投入され、関連の実験を行っています。DRO-A/Bの双子の衛星は2024年3月13日、西昌衛星発射センターから打ち上げられ、850万キロを航行して予定の軌道に入りました。3基の衛星はそれぞれ他の衛星との間でKバンドマイクロ波によるリンクを確立して、3基が相互に接続するネットワークモデルを検証し、それによって世界初のDROに基づく地球・月空間での3基の衛星コンステレーションの軌道上への配備が実現しました。

中国科学院空間応用センター副主任で、地球・月空間DRO探査研究先行プロジェクトの対策指揮本部長を務める王強氏は、「3基の衛星コンステレーションのリンクが確立した後、研究チームは数項目の最先端科学実験と新技術のテストを行い、地球・月空間のDRO探査における一連の実質的な進展を収めた」と紹介しました。(提供/CRI

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