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台湾メディアのCTWANTは1日、「日本人タレントが台湾のタクシー運転手の温かい行動に感動して涙を流した」と報じた。写真は台北市。
台湾メディアのCTWANTは1日、「日本人タレントが台湾のタクシー運転手の温かい行動に感動して涙を流した」と報じた。
記事によると、台湾など中華圏で活動するタレントの佐藤麻衣は1日、フェイスブックアカウントで事の経緯を説明した。佐藤はこのほど久しぶりに台湾に渡り、現地の番組の収録にも招待された。4月30日の収録に参加した後、友人らと台北市内のホテルのバーで食事をし、午後11時ごろに友人1人と共にタクシーに乗って宿泊先のホテルに戻った。ホテルでは佐藤だけが降り、友人はそのまま乗っていったという。
しかし、タクシーを降りたすぐ後に、車内に携帯電話を落としたことに気付いた。タクシーのナンバーは覚えておらず、ホテルのフロントに相談したものの、正面玄関ではなく側面の出入り口近くで降車したため、防犯カメラにもナンバーは映っていなかった。また、友人の携帯電話の番号を覚えていなかったため友人にも連絡できなかった。
佐藤は焦りながらもiPadからインスタグラムにアクセスして、友人にダイレクトメールを送信。幸いまだ寝ていなかった友人がすぐにタクシー会社のカスタマーサービスに連絡してくれた。紛失した携帯電話は午後10時以降は自動でスリープモードになるよう設定しており、音も振動(バイブ)も鳴らない状態だった。「絶望」したという佐藤だが、わずかな望みをかけてホテルの電話から自分の携帯電話にかけ続けた。
すると奇跡が起きる。その後、同じタクシーに乗車した別の客が後部座席で画面が光る携帯電話を発見し、運転手に渡した。運転手はすぐに佐藤からの着信に応答し、「今のお客さんを目的地に届けたらすぐにホテルの正面玄関に届けに行きます」と伝えてくれた。佐藤は電話がつながった瞬間の気持ちについて、「(感動で)涙が出た」と記している。
それから20分も立たずに運転手はホテルに到着し、携帯電話は無事本人の手に戻った。佐藤はお礼として小さなプレゼントを渡し、運転手と握手をし、記念撮影をした。運転手が「日本人女性と握手するのは初めて」と喜んでくれたため、佐藤は自らもう1度握手をしたという。
佐藤は台湾での活動25年で携帯を落とすのは3回目だというが、毎回無事に戻ってきているといい、今回はわずか1時間以内に届けられたことに感激。「台湾人は本当に熱心で、親切で、とても優しい」とし、「日本では運転手さん自ら忘れ物を届けに来てくれることなんてほぼあり得ないし、こんなに早く手元に戻ってくることもない」「こんなに遅い時間だけど、(SNSで)みんなに言わずにはいられなかった。本当に感動した。運転手さんありがとうございます。我愛台湾」とつづった。(翻訳・編集/北田)
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