台湾の俳優ニッキー・ウー（呉奇隆）がこのほど、中国・福建省にある少林寺に姿を見せたことで、入山修行中ではないかとネットユーザーの関心を集めた。

ニッキー・ウーが姿を見せたのは、福建省泉州市にある鎮国東禅寺（少林寺）で、河南省にある有名な嵩山少林寺に対し、「南少林寺」の名前でも知られている。現地で目撃者に撮られた写真や動画では、ニッキー・ウーは若い武僧たちと並んで武術の練習をしているが、50代という年齢を感じさせない柔軟性や体幹の強さを見せている。

ニッキー・ウーは体育大学出身で、学生時代にはテコンドーで台湾チャンピオンになるなど、身体能力の高さでも知られる。昨年秋には中国のSNS・微博（ウェイボー）で、空中で180度開脚する得意技を久々に見せて話題となった。

今回のニッキー・ウーの入山修行は、リアリティー番組の撮影のためだったことが明らかになっているが、ネット上ではその若々しさが称賛を浴び、「若い修行僧の中にいても全然年齢を感じない」「多分この中で一番強い」「ニッキー・ウーは長年鍛えてきた基礎があるから体のキレは当然」「番組に期待したい」などといったコメントが集まっている。

2021年以降はドラマ出演作のないニッキー・ウーだが、ここ数年はリアリティー番組出演および、俳優ではなく制作側として作品に関わる機会が増えている。最近では、先月末にクランクアップした中国サスペンスドラマ「春日之地」のプロデュースを手掛けている。(Mathilda)