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中国のカフェチェーン大手ラッキンコーヒーがスマートフォンアプリ上で同一商品を4種類の異なる価格で表示していたことが紹介され、議論を呼んでいる。
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2025年4月28日、中国のSNS・微博(ウェイボー)で、中国のカフェチェーン大手・瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)がスマートフォンアプリ上で同一商品を4種類の異なる価格で表示していたことが紹介され、議論を呼んでいる。
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江蘇省ラジオ・テレビ局の微博アカウント「茘枝新聞」は28日、あるネットユーザーが「ラッキンコーヒーがネットプラットフォーム上で異なる消費者に異なる商品価格を提示していた」ことに気付いたとの情報をシェアし、ネット上で注目を集めたと紹介した。
そして、記者が4台のスマートフォンで同時にラッキンコーヒーの微信(WeChatミニプログラム)を開いたところ、各アカウントで表示されたココナッツラテの価格が9.9〜13.9元(約200〜280円)の異なる値段で表示されたとし、最も高額だったのは意外にも注文履歴が最も多く、獲得ポイントが最も高いアカウントだったと伝えた。
茘枝新聞は同様の現象を経験した消費者は少なくないとした上で、店舗スタッフが「各店舗の割引が異なり、異なる商業圏では価格に差がある」と説明したこと、公式のカスタマーサポートが「多く注文したアカウントが逆に高い価格になることはない」とコメントしたことを紹介。このような手法は各種サービス業界で用いられており、法律関係者が「ランダムなクーポン配布なら問題にならないが、ビッグデータ分析を通じて特定の消費者群に特定のクーポンを配布し、同一商品で価格が異なる場合はビッグデータによる優遇差別に該当し、消費者の公正な取引を受ける権利を侵害する可能性がある」との認識を示したと伝えた。
この件について中国のネットユーザーは「ずいぶん前から知っていた。配車やデリバリー、ホテル予約のアプリも一緒」「自分のアプリじゃ14.4元だったぞ」「自分のアプリではこのところずっと13.9元だわ」「自分も経験ある。だから履歴が増えてポイントが貯まったアカウントを消して、登録し直したら安くなった」「店側の説明はいい加減だな。同じ商圏の同じ店で価格を比較してるのにね」「新規ユーザーに対する販売促進だろう。別におかしいことではない」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻)
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