中国ジャイアントパンダ保護研究センターはこのほど、2023～2024年に生まれた赤ちゃんパンダの正式な名前を発表しました。うち、2024年6月18日に中国南部の広東省広州長隆野生動物世界で生まれた雌のパンダ「妹猪（メイジュー）」に、「妹珠（メイジュー）」という愛称と1文字違いの正式な名前が付けられました。

広東省では、家族で最年少の娘を「妹猪」と呼ぶ習慣があり、この慣習により、幼名「妹猪」という愛称が付けられました。妹猪は出生以来、活発でやや反抗的な個性とわんぱくでかわいいイメージで、多くの人々に愛されています。特に保育室から脱出する動画がネット上で公開されると、妹猪は中国で最も注目される赤ちゃんパンダとなりました。

妹猪の保育士を担当する陳良金さんによれば、妹猪はその愛称通り食いしん坊で、生後10カ月ですが、体重は20キロに急増したとのことです。このほか、妹猪は個性的な子で、観察と学習が得意だそうです。陳さんは毎日妹猪と少なくとも10時間付き合い、標準語と広東語の両方を使って話しており、妹猪は多くの話を理解できるようになったとのことです。しかし、言葉の内容を本当に理解しているわけではなく、話ぶりやイントネーションから、保育士の話す意味を判断し、対応しているとのことです。（提供/CRI）