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27日、環球網は、ジャイアントパンダより絶滅が危惧されている動物として「シャンハイハナスッポン」について紹介する記事を掲載した。
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2025年4月27日、中国メディアの環球網は、ジャイアントパンダより絶滅が危惧されている動物として「シャンハイハナスッポン」について紹介する記事を掲載した。
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記事は、中国のSNS微博で26日に「パンダより絶滅が危ぶまれる動物、全国で1匹しか残っていない」というフレーズが注目を集め、検索トレンドランキングに登場したと伝え、江蘇省蘇州市の上方山動物園の関係者が「現在のデータでは、中国国内に確かにオス1匹しか生存していない」とし、その1匹が同園で暮らしていると明かしたことを紹介した。
そして、シャンハイハナスッポンについて、世界最大の淡水スッポンで甲羅の大きさは1.5メートル、体重は115キロに達すると紹介。古代から人々の認識され3000年前の商王朝に造られた青銅器にもその存在を示す記載が見られるとした。主に長江流域や雲南省の紅河流域に広く分布していたものの今世紀に入って個体数が激減、人工繁殖も試みられてきたものの19年4月には中国国内唯一のメスが人工受精後に死亡してしまったと伝えている。
記事によると、シャンハイハナスッポンは現在中国以外ではベトナムに2匹生息していることが確認されているのみで、性別ははっきりしないという。また、中国にいるオスは100歳前後で、生殖器に大きな損傷があるため自然授精はできないとのことだ。
記事は急激な個体数減少の理由について、同園の関係者が「動物の絶滅はすべて環境への不適応によるもの。そして、人類の活動が影響した可能性もある」と述べたほか、海南師範大学生命科学学院の陳懐慶(チェン・フアイチン)副教授も「人類の活動によって河川の生態系が弱体化し、大型の捕食者であるシャンハイハナスッポンは生存できなくなった」との見方を示したことを伝えた。(編集・翻訳/川尻)
— 中国動画 (@RC00547555) April 28, 2025
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