劇場アニメ「ベルサイユのばら」の世界同時配信決定!5つの見どころ&見るべき理由とは―台湾メディア

Record China    2025年4月25日(金) 23時0分

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20日、仏女性ファッション誌「Marie Claire」の台湾版は、劇場アニメ「ベルサイユのばら」の5つの見るべき理由と見どころを紹介した。写真はベルサイユのばら。

2025年4月20日、仏女性ファッション誌「Marie Claire」の台湾版は、劇場アニメ「ベルサイユのばら」がNetflix(ネットフリックス)で今月30日に世界同時配信されるとした上で、同作の5つの見るべき理由と見どころを紹介した。

記事は、「『ベルサイユのばら』は、日本の漫画家・池田理代子氏の作品。1972年に集英社の週刊誌『マーガレット』で連載が開始され、2025年に公開された劇場アニメは、アニメ制作会社・MAPPAによって新たに制作された」と紹介。「物語は18世紀末のフランス・ブルボン王朝のベルサイユ宮殿を舞台に、男として育てられた将軍家の娘・オスカルが、14歳の頃より近衛隊長として王室に仕え、オーストリアから来た王妃マリー・アントワネットを守る姿を描く。オスカルとアントワネットの華麗で悲しみに満ちた人生は、時代の終焉(しゅうえん)とともに幕を閉じたが、2人の友情は、まるで強く咲き誇る紅白のバラのように、今なお人々の心に刻まれているのである」と説明した。

記事は、同作を見るべき理由について、「最新の劇場アニメは今年1月末に日本で公開され、現在も好評のまま上映され続けている。Netflixで今月30日に配信されるとはいえ、日本の観客は映画館に足を運び続けている。このことからも、日本の熱心なファンが同作を高く評価していることが分かり、間違いなく見る価値がある作品だと証明しているのである」と言及。「フランス革命を背景とする歴史ドラマであり、同時にロマンス劇でもある『ベルサイユのばら』は、日本漫画界を長く支配していた手塚治虫氏の『ブラック・ジャック』や永井豪氏の『デビルマン』が君臨していた日本漫画界に一石を投じ、1970年代を代表する三大不朽の傑作の一つとされ、主人公のオスカルは今でも数多くの男性ヒーローを上回る人気を誇っている」と強調した。

また、「『ベルサイユのばら』は、漫画やテレビアニメとして日本で広く知られるだけでなく、香港や台湾でも爆発的な人気を博した。その勢いは、舞台となったフランスにまで及び、79年には実写映画も公開された」とし、「『男装の麗人』をリアルに体現する日本の宝塚歌劇団では、現在でも『ベルサイユのばら』は宝塚の三大演目の一つに数えられ、歴代のトップスターがこぞって主役を演じてきた。台湾のファンにも知られている天海祐希も『ベルサイユのばら-オスカル編-』に出演した経験を持つ」と紹介した。

そして、「原作者の池田氏は非常に真剣に歴史を研究し、ブルボン王朝やマリー・アントワネットの物語を、彼女が断頭台の露と消えるまで詳細に描き切った。最新アニメでは、原作に基づきつつも新たな脚本が加わり、キャラクターデザインにも一切の妥協がない。当時の王室の様子をより精密に再現しており、非常に精緻なアニメ作品となっている」と評した。

記事は、同作の見どころについて、「『ベルサイユのばら』は、祖母、母、娘の3世代で楽しめる物語である。74年から台湾でも『ベルサイユのばら』の漫画が登場していたことを考えると、Netflixの最新劇場版を、祖母が孫や娘と一緒に鑑賞するというのも十分にありえる話である」と述べた。また、「2人の女性主人公による二重構成の物語は、それぞれが葛藤、迷い、恐れを抱えながらも、互いに勇気、強さ、犠牲を捧げる展開を見せる。彼女たちをめぐる男性キャラクター・アンドレとハンスは少女たちの心を揺さぶる存在であり、まさに現代の『オッパ(理想の男性)』像の原型である。現代の恋愛ドラマにおける名シーンの多くは、すでに『ベルサイユのばら』で描かれていると言っても過言ではない」と論じた。

さらに、「『ベルサイユのばら』を懐かしく思うファンにとって、最新の劇場アニメを見ることには期待と同時に不安もあるはずである。作画、色合い、さらには声優に対しても賛否が分かれるかもしれないが、新旧どちらにもそれぞれの良さがある」とも述べた。

記事は、「多くのアニメファンにおなじみの声優たちが出演しており、たとえば『ルパン三世』や『HUNTER×HUNTER』で知られる沢城みゆきや『ハイキュー!!』などで活躍する豊永利行も出演している。特に注目すべきは、ナレーションを黒木瞳が担当している点である。彼女は『ベルサイユのばら』と出会いがエンターテインメントの世界に身を置くことになった原点だとし、今回新たな形で『ベルサイユのばら』に関われたことを非常に光栄に感じているという」と紹介。「主題歌は日本のシンガーソングライター・絢香が作詞作曲と歌唱を担当しており、激動のフランス革命時代を情熱的かつロマンチックに歌い上げている。運命にはあらがえずとも、生きる勇気を貫くその姿を表現した歌詞は、ミュージックビデオを見るだけで胸が熱くなるほどである」と絶賛した。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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