2014年9月18日、中国国家広播電影電視総局（広電総局）がテレビ各局に対し、「過去に問題のあったタレントを起用しない」よう通達したことで、すでに各局にブラックリストが渡されているという。南方都市報が伝えた。

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中国メディアを統括する広電総局はこのほど、「過去に問題のある監督・プロデューサー・タレントがドラマや番組に関わるのは慎重に考慮すべき」との内容をテレビ各局に通知した。中国の芸能界では、薬物や買春などスキャンダルが頻発しており、これを重く見て「テレビ締め出し」に乗り出したものと思われる。

南方都市報によると、広電総局からは開始時期や、どのような「問題」が対象になるのかなど、詳細は伝わっていない。ただし、テレビ各局にはすでにブラックリストが届き、ここに名前のあるタレントがしばらくテレビから消えることは必至となっている。

ブラックリストに挙がっているのは、このほど大麻使用のため逮捕されたジャッキー・チェンの息子で俳優のジェイシー・チャン（房祖名）をはじめ、一緒に拘束された俳優コー・チェントン（柯震東）、同じく薬物で逮捕された俳優チャン・モー（張黙）や高虎（ガオ・フー）、歌手の李代沫（リー・ダイモー）ら。さらに買春騒動を起こしたワン・チュアンアン（王全安）監督、今年春に女優との不倫騒動を起こした人気俳優ウェン・ジャン（文章）らとなっている。

薬物などに手を染めたタレントだけでなく、不倫スキャンダルまで対象にするという厳しい措置に、ネット上では驚きの声も聞かれている。（翻訳・編集/Mathilda）