中国の研究所、エボラウイルス用消毒液を開発―中国紙

Record China    2014年8月26日(火) 20時37分

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26日、中国の専門家はこのほど、エボラウイルスに特化した消毒液とハンドソープの開発に成功した。資料写真。

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2014年8月26日、科技日報によると、軍事医学科学院は23日、同院の疾病予防コントロール所の専門家がエボラウイルスに特化した消毒液とハンドソープの開発に成功したと発表した。中国の各口岸(出入国管理所)で働く職員の感染を予防するため、中国国家質量監督検験検疫総局に500本を寄贈した。

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エボラウイルスは患者の血液・体液・排泄物などとの接触、汚染された未消毒の注射器や針などにより伝染する。同研究所の専門家はエボラウイルスがエンベロープを持つウイルスで化学薬品に敏感であるという特徴を利用し、消毒液やハンドソープなどの消毒薬を急ピッチで開発した。実験結果によると、消毒液の1分間の作用により、エンベロープを持たない代表的なウイルスであるポリオウイルス、EV71ウイルス、およびエンベロープウイルスに対する平均殺菌率が99.99%以上に達する。ハンドソープの2分間の作用により、これらのウイルスに対する平均殺菌率が90%以上に達する。エンベロープを持たないウイルスの消毒剤に対する抵抗力はエンベロープウイルスを上回るため、これらの薬品はエボラウイルスに対しても同じく殺菌効果を持つ。

同研究所の専門家は、「これらの化学消毒薬は、ウイルス伝染ルートを断ち切り、感染しやすい人を守る重要な予防策になる。現場のウイルスの処理者、医療スタッフ、感染地域の感染しやすい患者の手および皮膚の消毒に適している。また当方はうがい薬、殺菌効果のあるウェットティッシュなどの開発に取り組んでおり、感染予防の選択肢を増やしている」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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