中国の人気俳優ワン・ホーディー（王鶴棣）が主演するサスペンス・ファンタジー時代劇「大奉打更人」が11日にクランクアップセレモニーを開催し、5カ月に及んだ撮影にピリオドを打った。

ドラマは作家、売報小郎君の同名小説を実写化するもの。作品が2020年に発表された時は記録的ヒットを打ち立て、漫画化でも絶大な人気を誇っていた。描くのは、警官の経歴を持つ許七安（ワン・ホーディー）が、タイムスリップでいきなり異世界の罪人となり、自分と家族を絶体絶命の窮地から救うため、運命に立ち向かっていく物語だ。

腹黒で毒舌だが面倒見のいい主人公と、個性豊かなサブキャラクターの間で繰り広げられる緊張感あり笑いありのストーリーが見どころのほか、ワン・ホーディーのビジュアルと個性が役柄と絶妙にマッチしていると、原作ファンだけでなくドラマ好きからも納得の声が上がった。

中国のSNS・微博（ウェイボー）にクランクアップを祝う関連画像が投稿されると、瞬く間に「クランクアップおめでとう。そして配信が待ち切れない」「セレモニー現場の横店（映画撮影スタジオ）はちょうど雨で、風水学では『遇水即発（水に恵まれて大繁盛）』ということになる」「会場にはファンが用意した横断幕や応援旗などがぎっしり並び大盛況となった。ワン・ホーディーは若手俳優の中でも一番勢いに乗っているように見えた」など、祝福や驚きのコメントが殺到した。（編集/RR）