日本は嫌いだがそれでも学ばなければならない=中国人観光客の日本訪問が史上最多に―中国紙

Record China    2014年7月30日(水) 22時37分

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29日、環球時報は社説「日本を訪問する中国人旅行客が88%の激増、これは悪いニュースではない」を掲載した。日本を訪れる中国人観光客の増加は政治と民間交流を分けているためだと指摘した。写真は中国人観光客に人気がある箱根。

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2014年7月29日、環球時報は社説「日本を訪問する中国人旅行客が88%と激増、これは悪いニュースではない」を掲載した。

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日本政府観光局(JNTO)は先日、2014年上半期の外国人観光客数を発表した。前年同期比26.4%増の626万人で、これまでの記録だった2013年上半期を130万人あまり上回っている。その原動力となったのが中国。前年同期比88.2%増、過去最高となる100万9000人が日本を訪れた。

安倍晋三首相の靖国参拝もあり日中関係は緊張している。また今年は日清戦争開戦120周年でもある。なぜこうした状況で中国人観光客は日本を訪れるのだろうか。「政治的な関係と民間の往来は別。」この言葉は中国政府の態度であると同時に中国人の日常的な態度である。

東アジアのパワーバランスは国家の規模に応じた伝統的な秩序に回帰しつつある。その中国の復興を拒否しているのが日本だ。歴史問題もあり、中国人が日本を好きになる理由はない。しかし日本に学ぶべき点があるのは事実。日中関係がどれほど激烈な対立を迎えていたとしても日本から学び続けるべきだ。

一方、中国を訪問する日本人観光客は今なお減少が続いている。日本世論が中国世論以上に日中対立を深刻に考えている証左だろう。日本人は中国をますますネガティブに捕らえるようになり、また国としての自信をなくしている。そう考えてみれば、異常な日中関係の正常化という面では中国社会が日本より先行していると言えるだろう。(翻訳・編集/KT)

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