中国が独自設計、建造した世界最大級DPシャトルタンカー、正式引き渡し―中国

東方衛視    2023年4月3日(月) 17時30分

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中国が独自に設計、建造した世界最大級のDPシャトルタンカーが3月30日、正式に引き渡された。

中国が独自に設計、建造した世界最大級のDP(ダイナミックポジショニング、自動船位保持)シャトルタンカーが3月30日、正式に引き渡された。上海のテレビ局・東方衛視が伝えた。

報道によると、「NSパイオニア」と名付けられた同タンカーは中海石油化工進出口有限公司が中国船舶重工集団公司傘下の大連船舶重工集団有限公司に建造を委託したもので、世界最大の深水油ガス田であるブラジルのブジオス、メロ油田に投入される。15万5000トンを積むことができ、船体は長さ279メートル、型幅48メートル、型深さ23.7メートル。DP2システムと次世代のバウローディングシステムを採用し、荷役時のより高い安全性と安定した位置制御機能を備える。ブラジルの石油会社・ペトロブラスの最新版の技術規範に基づき初めて建造された新型DPタンカーで、この基準に基づいて完成した最大級のDPタンカーでもある。エネルギー消費が少なく、操縦性に優れるという特徴を持ち、騒音や窒素酸化物、硫化物、二酸化炭素の排出量を削減。毎年減らすことのできる二酸化炭素排出量は1200本の植樹に相当する約7000トンに達する。

DPシステムはいかりを使わずに船位を保持できるため、水深1000メートル以上の現場でもいかりの長さの制限を受けることなく作業できる。NSパイオニアが導入したDP2システムは主にFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)から原油を積み込む際の安全距離確保を支えるもので、複数の操作モードを備え、1時間で9000立方メートルを積むことができるバウローディングシステムと連携して安全かつ効率的に作業を進めるという。(編集/野谷


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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