2023年3月14日、韓国・ニュース1によると、第5回WBCで3大会連続の1次ラウンド敗退という結果に終わった野球韓国代表が帰国した。

イ・ガンチョル監督率いる韓国代表は同日午後5時ごろ、仁川国際空港に到着した。今大会では09年以降14年ぶりのベスト4進出を目標に掲げていたが、不甲斐ない結果に終わった。

韓国代表は9日の初戦で格下とされていた豪州に7対8で敗れた。翌10日には宿敵の日本に4対13と大敗を喫した。3戦目のチェコ戦では初勝利を挙げたものの、2位の座をめぐり争っていた豪州がチェコを破り、韓国は中国との最終戦の結果に関係なく1次ラウンド敗退が決まった。

“衝撃”の結果となった韓国代表は中国戦を終えるとすぐに帰国の途に就いた。通常、ワールドカップ（W杯）や五輪などの国際大会を終えた選手らの帰国時には、空港に大勢のファンが詰めかける。良い結果のときは歓声に包まれ、そうでないときには厳しい声が投げ掛けられることもあるという。

ところが今回、空港に集まったのは取材陣と少数のKBOリーグファンのみで、空港は閑散としていた。午後5時30分ごろに登場した選手らはうつむき、固い表情を浮かべたまま足早に空港を後にしたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「石や卵が飛んでこなかっただけありがたいと思ってほしい」「出迎えに行ったところでどうせファンサービスもしてくれない」「韓国の野球は終わった」「ずっと野球を見てきたが、今後は見ないと誓った」「取材陣も行くべきでなかった」「飛行機なんか乗らずに、泳いで帰ってくるべきだった」「野球ファンは優しいな。サッカー選手なら卵や飴が飛んでくるところだ」「なぜ卵を投げない？。だから韓国野球は発展しない」など厳しい声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）