慰安所の多くは軍が経営、旧日本軍史料から知る慰安婦制度―中国紙

Record China    2014年7月12日(土) 18時5分

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10日、光明日報は上海師範大学教授、中国慰安婦問題研究センター主任の蘇智良氏の署名記事「新発見の関東軍慰安婦史料を解読する」を掲載した。写真は雲南省董家溝の旧日本軍慰安所史跡。

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2014年7月10日、光明日報は上海師範大学教授、中国慰安婦問題研究センター主任の蘇智良(スー・ジーリャン)氏の署名記事「新発見の関東軍慰安婦史料を解読する」を掲載した。

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先日、吉林省档案館は日本関東軍憲兵隊の史料などを公開した。その中には慰安婦関係の史料も含まれており、慰安婦と兵士の比率、利用した兵士の統計が残されているほか、憲兵隊の検閲によって押収された兵士の書簡から慰安所の詳細を知ることができる。史料から旧日本軍の慰安婦制度の特徴を以下5点にまとめることができよう。

第一に旧日本軍は各地で慰安婦制度を実施していたという点だ。1938年2月に華中派遣憲兵隊の大木繁司令官が華中軍参謀部に提出した報告書には、南京、丹陽など9カ所の慰安所について記されている。関東軍憲兵隊の史料では奉天、新京、東安など各地に慰安所が設けられていたことが分かる。

第二にこれらの慰安所は基本的に軍が経営していたという点。慰安所には日本人移民経営、朝鮮人経営、漢奸(日本に協力した中国人)経営などさまざまなパターンがあるが、基本的には軍経営でり、性奴隷制度の本質をよく示している。

第三に慰安婦に対する強制性だ。女性たちは奴隷状態に置かれていた。第四に慰安所では旧日本軍の名の下に厳格な身体検査が実施され、兵士にはコンドームなどが支給されていた。しかし性病のまん延は深刻だったという。第五に旧日本軍は巨額の経費を支出して慰安所を設立していた。(翻訳・編集/KT)

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