女性蔑視で批判の嵐、チャン・ハン主演「東八区的先生們」が配信サービスから消える

anomado    2022年9月27日(火) 12時30分

拡大

26日、俳優チャン・ハン主演の中国ドラマ「東八区的先生們」が、とうとう動画配信サービスから姿を消したと中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でも話題になった。

26日、俳優チャン・ハン張翰)主演の中国ドラマ「東八区的先生們」が、とうとう動画配信サービスから姿を消したと中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でも話題になった。

チャン・ハンが主演し、プロデュースにも参加したドラマ「東八区的先生們」は、先月31日に動画配信サービスのマンゴーTVと騰訊視頻(テンセント)、湖北衛星テレビで配信と放送を開始した最新ドラマ。大学の学生寮で同室だった男性4人の仕事や恋愛、成功や失敗といった人間模様を描く作品だが、開始直後からセクハラまがいのセリフや、女性への偏見と思われるような描写がネット上でも問題視され、配信打ち切りを求める声が多くなっていた。

ドラマ・映画情報サイトの豆瓣(douban)での視聴者評価も回を重ねるごとに落ち、今年の中国ドラマの最低点を更新し続けた後に、現在は10点中わずか2.1点に。作品の「五つ星評価」でも、一つ星を与えたユーザーが96.9%と異例の低評価となっている。

26日、この問題作が動画配信サービスから削除されたことがウェイボーでも話題に。現在はいずれのサイトもメイキング映像を残すのみで、本編は完全に姿を消している。

さまざまな問題で批判を浴び続けた「東八区的先生們」だが、中でも視聴者の嫌悪感をあおったセリフの一つに、「女性は傷つくと最も恐ろしい動物になる。年中、血を流しても死なないのだから」と、月経を侮辱するようなものがあった。ウェイボーでは削除を「当然」と受け止める人が多く、「月経を描写するのはNGなのに、月経をやゆするセリフがなぜOKなのか?」「どうしてこんな作品が検閲を通ったのか理解に苦しむ」「ブロマンスを規制しながら、女性蔑視を許すのはなぜ?」といった不満を訴える意見も多く出ている。(Mathilda)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携