Record China 2022年7月11日(月) 7時0分
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8日、環球時報は、「どうして最近米中両国の高官は頻繁に意思疎通の場を設けているのか」とする記事を掲載した。
2022年7月8日、中国メディアの環球時報は「どうして最近米中両国の高官は頻繁に意思疎通の場を設けているのか」とする記事を掲載した。
記事は、中国外交部の情報として、王毅外相がG20外相会議期間中に米国のブリンケン国務長官と会談を行うと発表したことを紹介。6月10日に米中国防部門トップが「シャングリラ会議」で会談して以降、1か月で5回目となる米中高官同士による会談ないしはビデオ通話であるとし、これだけ頻繁に両国高官が話し合いの場を持つのは非常にまれであると伝えた。
また、過去4回の会談ないし通話ではいずれも「両国首脳によるコンセンサスを実行する」ことが直接的、間接的に提起されてきたほか、「台湾」というキーワードが出てきたのも4回中3回に上り、話し合いの中では頻繁に「相互尊重」「コミュニケーションの維持」といった言葉が交わされたとしている。
その上で、中国人民大学国家発展・戦略研究院の刁大明(ディアオ・ダーミン)研究員が「この1か月、米中高官が頻繁に意思疎通を図っているのは、両国首脳の間で今年3月に確認したコンセンサスを実行するため、より具体的に言えば接触、対話を強化して誤解を減らし、意見や立場の相違を適切にコントロールすることだ」と解説するとともに、5回の意思疎通のうち2回が軍事関連の高官によるものであることに着目し、両国のサポート体制を固め、両国関係を安定する上でポジティブな意味を持っているとの見方を示したことを伝えた。
また、中国国際問題研究院の楊希雨(ヤン・シーユー)研究員が「米中関係の複雑性を考えれば、数度の会談で明らかな効果を生むことはない。ただ、われわれは頻繁な会談が持続的な積み重ねのプロセスであることを望んでいる。中国は米国と各レベルでの交流を行って両国関係を安定させることを歓迎するが、重要なのは米国が具体的な行動をとり、以前の誤った政策を修正することであり、口先だけの言葉を繰り返さないようにすることだ」と語ったことを紹介している。(翻訳・編集/川尻)
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