国営テレビ・中央電視台（CCTV）による春節（旧正月）の特別番組「春節聯歓晩会」が30日夜、番組でのパフォーマンスのリストと出演順を公開した。

CCTVが1983年にスタートした「春晩」こと「春節聯歓晩会」は、春節の大みそかに放送される特別番組。近年では世界中から10億人以上が視聴し、歌やコント、漫才、伝統劇や民族舞踊などバラエティーに富んだ内容が生放送およびライブ配信で届けられており、今年は31日夜に放送予定となっている。

ここ数日、リハーサルに集まる人気芸能人の顔ぶれが話題になっていた「春晩」だが、CCTVが30日夜に、パフォーマンス内容および出演者のリスト、出演順を公開。今年は35のパフォーマンスが用意され、オープニングの「歓楽吉祥年」では、ベテラン俳優のグォ・ヨウ（葛優）をはじめ、チャン・ルオユン（張若昀）、ワン・バオチアン（王宝強）、ウー・レイ（呉磊）、ウィリアム・チャン（陳偉霆）、ミシェル・チェン（陳妍希）など豪華な顔ぶれが登場。中国民族大学の舞踏学院や、中国を代表する歌舞団が一斉に登場してステージを一気に盛り上げる。

このほか、ダン・チャオ（●超、●は「登」におおざと）、クリス・リー（李宇春）、イー・ヤンチェンシー（易烊千璽）の3人コラボによる楽曲「時代感」や、昨年メガヒットをたたき出した映画「こんにちは、私のお母さん」から、ジア・リン（賈玲）とチャン・シャオフェイ（張小斐）コンビによるコント「喜上加喜」、終盤にはチュー・イーロン（朱一龍）、チャオ・リーイン（趙麗穎）、ワン・ジュンカイ（王俊凱）、イーサ・ユー（郁可唯）が歌う「歓楽時光」など、盛りだくさんの内容となっている。

CCTVによると、例年どおり幅広い年代が楽しめて心温まるイメージを基調に、バーチャルを実現する拡張現実（AR）など新たなテクノロジーを披露する番組になるという。また、来月開催の北京冬季オリンピック・パラリンピックを取り入れた演出も、大きな見どころになると紹介している。（Mathilda）