揺れる中越関係、中国のベトナム大使館・ベトナム料理店は今―北京市

Record China    2014年5月27日(火) 23時50分

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北京市のベトナム大使館の前にはパトカーと障害物を載せたトラックが配備されていた。周辺には白いシャツを着て掃除する男たちの姿。ベトナム料理店は昼どきお客でいっぱいだった。

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南シナ海で領有権問題を巡って中国とベトナムの対立が続いている。ベトナムでの反中デモが報じられたが、一体中国国内ではベトナムに対してどのような状況になっているのだろうか?北京市のベトナム大使館やベトナム料理店を訪ねてみた。

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最初に訪れたのは、北京市内にあるベトナム大使館。表向きは大きな変化はなく、抗議する市民の姿も見られなかった。変わったところといえば、パトカー1台と障害物を積んだトラック1台が配備されていたことぐらい。特に何もないのかなぁと観察していたところ、妙に不自然に大使館周辺を掃除する白シャツ姿の数人の姿が…。おそろいのシャツに、おそろいのズボン。クループに分かれ、ふらふらと掃除をしたり、立ち止まって話したりと、なんとなく場にそぐわない感じだ。これらの人のことを私服警察官だという人もいて、武器こそ携帯していないが、警備はひそかに強化されているのかもしれない。

次に訪れたのは、ベトナム大使館の近くにある2軒のベトナムレストラン。いずれもベトナム人が経営するお店だったが、昼どきで、多くの客でにぎわっていた。店員に聞いたところ、「特に影響はなく、夜もお客さんでいっぱいで予約も取りづらいんですよ」という回答が返ってきた。

中国政府はベトナムに滞在していた7000人ほどの中国人をこれまで帰国させたということだが、日本と領土問題でもめた際とは異なり、今回、中国国内は冷静に事態に対処しているようだ。

※本記事は中国・日本のリサーチ、コーディネーション〜(株)ナンバーワンズの特別提供。ナンバーワンズは様々な番組に対応した中国に関するリサーチやロケコーディネーションを行っている。

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