翡翠の白菜などの文化財が初めて日本で展示へ、台湾故宮「政治的意図ない」―中国メディア

Record China    2014年5月19日(月) 22時30分

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18日、台湾の台北市にある故宮博物院は所蔵している「翠玉白菜」などの伝統的な文化財を初めて日本の博物館で展示するが、「政治的な意図はない」ことを明らかにした。写真は台北故宮博物院の文化財。

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2014年5月18日、台湾の台北市にある故宮博物院は所蔵している翡翠(ひすい)で白菜をかたどった「翠玉白菜」や瑪瑙(めのう)で豚の角煮をかたどった「肉形石」などの伝統的な文化財を初めて日本の博物館で展示するが、展示物の選定や展示時期は博物館間で決められたもので、政治的な意図はないことを明らかにした。中国台湾網が伝えた。

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台湾紙・聯合報は17日の社説で「台北の故宮は半世紀にわたって海外へ文化財を貸し出したことがなく、文化交流のためとはいえ初の貸出先が日本とは、政府関係者の戦略的思考が疑われる」と指摘した。

これに対し、台北故宮博物院は18日、海外での展示はこれが初めてではなく、1996年に米国、1998年にフランス、2003年にドイツ、2007年にオーストリアと過去4回行っていると指摘。日本で2011年3月25日に「海外美術品等公開促進法」が法制化されたことにより、交流事業が進められてきたとした。

その後、尖閣諸島の問題が発生したが、「芸術の力で紛争による緊張を緩和させたい」という狙いがあるほか、この展示が海外での台北故宮の知名度を上げる一助になると期待しているとした。(翻訳・編集/岡田)

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