1枚に4頭も!珍しすぎる恐竜一家の化石―貴州省安順市

Record China    2007年6月13日(水) 17時6分

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2007年6月10日、貴州省安順市の興偉古生物化石博物館で4頭もの恐竜が1枚の石灰岩で一緒に化石なっているという、極めて珍しい化石が公開された。

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2007年6月10日、貴州省安順市の興偉古生物化石博物館で4頭もの恐竜が1枚の石灰岩で一緒に化石なっているという、極めて珍しい化石が公開された。

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通常は体長30cmほどにしか成長しないケイチョウサウルスだが、展示されたのはなんと身長2mにも達する巨大なもので、ほぼ完全な形で残っている貴重なもの。その大きな体に折り重なって、3体の体長5〜9cmのケイチョウサウルスの化石が残っている。4体もの恐竜が同一環境、同一空間から見つかるのは極めてまれである。ケイチョウサウルスが群れで生活していた可能性も考えられ、その生態を知る上で貴重な資料になると見られている。***

ケイチョウサウルスは今から約2億年前の三畳紀に現在の中国貴州省を中心に生息していた小型の恐竜。長いしっぽを生かして、水中を泳ぎ、魚などを補食していたと考えられている。出土数が多く比較的安価で売られているが、偽物も多い。日本を含む海外にも多くの偽物が出回っていることで知られている。

この化石を公開した興偉古生物化石博物館では、さきごろ空想上の動物・龍にうり二つの化石が公開されたばかり。同博物館は2004年に開設した。多くの珍しい化石・奇石の収蔵で知られている。貴州省の観光地・黄果樹瀑布付近に位置し、一部観光ツアーの経路にも指定されている私立博物館だ。(翻訳・編集/KT)

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