火災現場に駆けつけずトッポッキを食べていた韓国大統領候補、「セウォル号の二の舞」と猛バッシング受ける

Record China    2021年8月20日(金) 21時10分

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20日、韓国・ニュース1によると、京畿道の李在明知事が、6月17日に京畿道利川の物流センターで発生した大規模火災時にYouTubeの撮影をしていたことが分かり、物議を醸している。資料写真。

2021年8月20日、韓国・ニュース1によると、来年の韓国の大統領選挙に出馬を表明した与党「共に民主党」の最有力候補、京畿道の李在明(イ・ジェミョン)知事が、6月17日に京畿道利川の物流センターで発生した大規模火災時にYouTubeの撮影をしていたことが分かり、物議を醸している。

記事によると、李知事の行動について、野党「国民の力」の大統領候補らが一斉に批判している。

尹喜淑(ユン・ヒスク)議員は20日、自身のSNSで「李知事はセウォル号事件の時、(第一報を受けた後に7時間にわたり所在不明になった)朴槿恵(パク・クネ)前大統領を告発した」とした上で、「京畿道民が生死をさまよっている時、全国民がその恐ろしいニュースを聞いて心を痛めている時に、京畿道知事は(YouTubeの撮影で)トッポッキを食べながら笑っていた」とし、「そのシーンはサイコパスホラー映画を見ているようで鳥肌が立った」と批判した。

また、河泰慶(ハ・テギョン)議員は「名もない消防士たちが命懸けで救助活動をしている時、京畿道の最高責任者は何をしていたのか。あの状況でトッポッキが喉を通るのか」と批判し、「疑惑について真実をすべて明らかにし、火災の犠牲者とその家族、消防士に謝罪してほしい」と求めた。

元喜龍(ウォン・ヒリョン)前済州島知事も「李知事は国民の安全に問題が生じようが、消防士が危険な状態にあろうが、おかまいなしにYouTube撮影を行う」とし、「良心があるのなら大統領選への出馬はもちろん、知事職もやめるべきだ」と主張したという。

これに対し、李知事は「過度な批判だ」と反論し、「韓国国民は朴前大統領がセウォル号の救助現場に駆けつけなかったことではなく、救助を指揮したかどうか、報告を受けたかどうかを問題視している。私は(火災時)リアルタイムで報告を受け、適切な指示も出し、できる限りのことをした」と説明。さらに「翌日のスケジュールはキャンセルし、夕食もとらずに現場に駆けつけた」とし、「すぐに駆けつけなかったと批判するのは不当だ」と主張したという。

なお、李知事が現場に到着したのは、火災発生から約20時間後の6月18日午前1時30分ごろだったという。

これに関し、韓国のインターネット上には「状況をすべて把握していたのに、トッポッキを食べてケラケラ笑っていたの?そっちの方が問題」「朴前大統領より悪い」「朴前大統領は現場に駆けつけなかったから弾劾されたんだよ」「食事をすることが問題なのではない。ヘラヘラYouTubeを撮影していたことが問題」「セウォル号事件のときに朴前大統領をさんざん批判していたのに、いざ自分が同じ状況になったらこれ?謝罪するべきだ」「李知事が大統領になったら韓国は滅びる」など、李知事への批判の声が数多く寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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